今日は朝から張り切って最後の準備です!
ついに競技会当日!
今日は朝から張り切って最後の準備です!
先日の月例稽古で指導して下さった先生の言葉「決して油断しないこと」の大切さを私はこれまで何度も実感した経験があるため、これからも決して失うことはありません。この「油断しないことの大切さ」を経験したことが無い生徒に教えるのは容易ではないから、私は毎日子供たちの成長に携わる道を選びました。
私の言葉を信じ「昼休みに集合して皆で練習しよう!」と声を掛け合い自主的に合同稽古をする生徒がいることを知り、私は私に対し言葉をかけてくれた先生方の想いも私の両親の想いも活かされ子供たちの心に届いていると実感するのです。弱っていたり迷っている人に寄り添う勇気と優しさや、どんなに相手から煙たがられても道を踏み外しそうになっている者がいたら声をかけ引き戻そうと努力する強さが、この国をもっともっと優しい国に成せることだと想っています。
今日は5月最後の日。来月18日に主催する『第1回4団体交流競技会』に必要なもの全ての準備が整いました。
これら全て”物”と思わず、私にとって全て心がある大切な命たちです。
「突きや蹴りに対してだけでなく、掴まれたら?短刀だったら?長刀だったら?座っていたら?複数だったら?」と考え、「この形のこの技や動きだったらこう活用出来るのでは?」と想像し、女性と男性が、子どもと大人が、筋力のある者とない者とが実際に手足を取り合い、組み合い試す日々を送っています。
そんな実験には正解と間違いがあり、その正解と間違いを明らかに出来る機会が、和道流空手道連盟総本部道場にて三代宗家 大塚博紀 最高師範による月例稽古です。昨日参加させて頂き、ニーセーシに関して掌底の角度、小手返しや手取りの位置、足刀の高さ、上がる力と前に出る力の作用や、ワンシュウに関して左右構えを素早く変えるための重心や、ジッテに関して左右への後屈の立ち方、クーシャンクーに関して外腕受け流しなど、多くの質問に対し、最高師範は一つ一つ実演し丁寧に解説して下さいました。私は明らかになった私の間違いを認識することが出来、早速道場で生徒たちと共有たいと想います。
両親と同様に20代は早朝から深夜まで毎日働き、30代は授かった我が子に愛情を注ぐとともに子どもから生き甲斐を与えられ、40代は師匠と同様に終わり無き武の道を弟子と共に歩む人生の喜びを噛み締め生きています。
私が空手道の講師を務めさせて頂いている4つの団体の幼児から小学生を対象に、Bumb東京スポーツ文化館で6月18日(日)に開催する第1回4団体交流競技会の出場申込受付を昨日終了し、形競技団体戦に6チーム、組手競技団体戦に4チームがエントリーしてくれました。形競技と組手競技の個人戦もあり延べ90名の選手たちが有意義な時間を過ごし貴重な経験が出来るよう準備しています。
私も8ヶ月ぶりに演武をすることにしました。扇子の舞や日本刀での試し斬り、掌底で瓦割りや貫手で板割り、形と組手を披露し、子供たちが普段見ることのないものに触れ、心や体が震える機会にしたいと思います。
銀座ロレックス強盗の犯人たちが犯行後に逃げ込んだマンションには、私の教え子と家族が住んでいました。凶器を手にした犯人たちは捜索中の警察官に見つかると抵抗し、罵声を浴びせた上げく逮捕されました。同日に私の生徒は道場稽古の後、母親と買い物に行ったためマンションにはいませんでしたが、買い物に行かず自宅へ向かっていたならば犯人たちと鉢合わせした時間だったそうです。生徒の母親から「本当に奇跡的に助かったと思っています。娘には身を守る術を身につけて欲しいと心から願います。」という言葉を受け、私は「まさに私がすべきこと、したいことです。」と応えました。
心を闇に支配され悪の道に進むようなことをせず、真の心を持ち続け光のさす道に進む判断力と勇気を子供たちが養い育てられるよう私は関わって参ります。