4月5日(金)の稽古です。

道場で定期的に初級と中級の児童向けに行っているトレーニングの数十種類ある種目から20種を紹介します。

狭いスペースでも時間をかけずに効果的に体力を強化出来、気持ち良い汗を流せるため、子供たちに人気のプログラムです♪

31年も前ですが私の少年時代は、正拳突きと前蹴り左右各500本から始まり、2時間の基本稽古で終わるのが通常でした。

50名以上いた道場生たちは、中学校へ入学した頃に部活や勉強を理由に大勢が道場を去りました。

中学1年生の時に私の誘いで入門した同級生たちも、3年生になる前に辞めて行きました。

残った中学生の私に、師匠をはじめ数名のコーチたちが私のために取り組んでくれたことを今も鮮明に覚えています。

1986年に始まった東京都中学生空手道選手権大会。私は1991年に開催された第6回大会に初出場しました。あと一つ勝てば入賞という試合で負けてしまい、その時生まれて初めて本当に悔しいという気持ちを抱きました。組手のコーチが側に来て優しい声で「勝久、お疲れさん」と紙パックのコーヒー牛乳を差し出してくれました。私は顔を見せることが出来ず、隠すために下を向いたまま一気に飲んだら、とっても甘くて美味しくてその瞬間涙が溢れて止まりませんでした。「俺は絶対にこの人を喜ばせる!」この時初めて本気で誓ったことを覚えています。

自分の人生に影響を与える人に出会えることは偶然ではなく特別なことであり奇跡なのかもしれません。

私は今もこの人を喜ばせたくて空手道を続けています。

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