思考は柔らかく意志は固く 無駄な力は抜いて気を抜かず 模擬刀であっても真剣に稽古する 真面目に取り組む時間を共に楽しむ

I want my thoughts to be soft and my will to be strong.
I won’t let my guard down, but I want to let go of unnecessary energy.
I practice seriously even if it’s a mock sword. And I enjoy spending some serious time with my students ♪
I hope you all have a wonderful weekend ♪
9月21日(土)にJKFan 11月号が発売されました。
和道流空手道連盟 創流90周年記念 第9回国際大会 大会60回全国大会の記事が掲載されています。
組手競技個人戦 熟練の部で優勝した直後に受けたインタビューで応えた言葉が載っており、天国にいる師匠の瀬田松弘昌 師範と高木浩一先生に恩返しの一つ目が出来ました。

武道精神を表現し、人と人の心を繋ぐことが出来る技を伝えていく I want to convey skills that express the Budo spirit

18日朝、外国の日本人学校へ登校中の10歳の少年が暴漢に刃物で襲われ、19日に命を奪われました。
私は子ども2人と幼児や小学生、中学生、高校生、大学生の生徒を抱えているので、亡くなった少年の親や学校先生たちの気持ちが伝わり、とても胸が痛いです。だから昨日は1日その少年を想い稽古し、「暴力のない未来を目指し最善を尽くすからね。」と約束しました。
私が子どもたちに教えたいのは、格闘や戦闘技術ではなく、人と人が互いに敬意を払うこと、お互いの考えや価値観、命を尊重することの大切さ、そして武道精神を表現し、人と人の心を繋ぐことができる技を伝えていきたいです。

A 10-year-old boy was attacked with a knife by an assailant on his way to a Japanese school overseas on the morning of the 18th, and was killed on the 19th.
I have two children and kid students, so I can understand the feelings of the parents and teachers of the children who died and it really pains me.So I thought of that boy and practiced yesterday, and promised him, “I will do my best to work toward a future without violence.”
What I want to teach children is not fighting or combat techniques, but the importance of mutual respect between people, respect for each other’s thoughts, values and lives, and I want to convey skills that express the Budo spirit and can connect people’s hearts.

刺突を通して順突きの突っ込みを研究する Studying Junzuki no Tsukkomi through Shitotsu

昨日は刺突を通じて順突きの突っ込みを研究しました。

昨日はもう一つ楽しいことがありました。
世界中のファンと同じように、私も初回放送以来毎週この番組を楽しみに見てきました。
『SHOGUN』
主演でプロデューサーの真田広之さんの「日本人として、日本の文化を正しく世界に伝えたい」という思いと、「これまで時代劇を継承し支えてくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。皆さんから受け継いだ情熱と夢は海も国境も越えています。東洋と西洋が出会う夢のプロジェクトは難しい挑戦でしたが、みんなが力を合わせて奇跡を起こすことができました」という言葉が胸に響きました。私も「和道流を正しく伝えていきたい」「和道流への情熱と夢を持ち続け、和道流Familyと手を取り合い世界の平和と調和を生んでいきたい」という想いと共に、これからも稽古と研究を続けていきます。

国籍も老若男女も関係なく、理の道を共に歩めば我々は皆、天と地と人と調和出来ると信じています

土曜日は9:25amから道場稽古が始まります。まだ眠いはずが生徒たちは遅刻せず集合します。今朝は生徒たちの成長を感じた瞬間がありました。形の稽古中に私は生徒たちに質問しました。
「練りと腹圧の共通点は何かな?」
挙手したのは8歳児や9歳児たち。彼らは答えました。
「自分の姿勢が良くなる!」
私は続けて質問しました。
「練りと腹圧には違いがあるの?」
彼らは目を輝かせて笑顔で挙手し答えました。
「練りは、身体の上と下が逆方向に回転してる。雑巾を絞ったような状態。その絞りがもとに戻ろうとすると速い回転が生まれる♪」
幼い子供たちが次々発言する光景を見学していた保護者たちは私と一緒に驚いていました。
国籍も老若男女も関係ないのです。理の道を共に歩めば我々は皆、天と地と人と調和出来るに違いありません。

On Saturdays, dojo practice starts at 9:25am. Although the students are still sleepy, they gather on time. This morning, there was a moment when I felt the students’ growth. During the kata practice, I asked the students,
“What do Neri and abdominal pressure have in common?”
The eight- and nine-year-olds raised their hands. They answered,
“It improves my posture!”
I continued to ask them,
“Is there a difference between Neri and abdominal pressure?”
They answered with shining eyes, smiling faces and raising their hands.
「In Neri, the upper and lower parts of the body rotate in opposite directions. It’s like wringing out a rag. When the wringing returns to its original position, a fast rotation is created ♪」
The parents, watching as their young children spoke one after another, were amazed and delighted with their children’s growth, just like me.
Nationality, age, gender, etc. are irrelevant. If we walk the path of reason together, we can all live in harmony with heaven, earth, and mankind.
“Ten, Chi, Jin no Ri Dou ni Wa suru”

想像力と創造力を鍛え、成長し続ける方法は人それぞれで、私の方法は和道流

情熱や責任、使命、運命を感じ真剣に何かに取り組む人を私は尊敬しており、その人を見ているのも好きです。
その人の表情、呼吸、作法、言葉に感動します。
想像力と創造力を鍛え、成長し続ける方法は人それぞれだと思います。私の方法は和道流です。
私は90億人のうちの1人にすぎませんが、生徒たちは私から想像力と創造力を学び、自分の意志で可能性を広げようと努力する姿を私は見守っていきたいです。

I respect and enjoy watching people who work seriously at something, with a sense of passion, responsibility, mission, or destiny.
Their facial expressions, breathing, mannerisms, and words inspire and move me.
I believe that everyone has different ways of training their imagination and continuing to grow. My way is Wado-ryu.
I am just one person out of 9 billion, but my students have learned imagination and creativity from me, and I want to watch over them as they strives to expand their possibilities of their own volition.

負けは失敗ではなく、誤解に気づき改善する機会 Losing is not a failure, but an opportunity to improve upon a misunderstanding

先月開催された和道流空手道連盟 創流90周年記念・第9回国際大会・第60回全国大会で、競技組手熟練の部では優勝出来ましたが、形競技熟練の部では準々決勝で敗れ、基本組手競技では準決勝で敗れました。
前回大会から1年間、しっかり準備をして本番に臨み、全ての試合で全力を発揮し、最大の目標であった『様々な国の選手たちと心を繋ぐ』ことは達成出来たので悔いはないのですが、勝敗がある競技の『敗因』を認識せず改善する機会を『失う』と私は同じことを繰り返してしまいます。私にとってはこれが『失敗』だと思っているので、大会の閉会後に審判を務められた技術審議委員の先生方にお言葉を賜り、帰宅後に自分の試合を動画で確認し、三代宗家 大塚博紀 最高師範のご指導を振り返りました。私は誤解に気づき改善する努力をする機会を得ることが出来ました。
私を信じてついてきてくれる生徒たちに、12月に昇段審査に挑みたいという目標を持っている生徒たちに正しい知識と動きと技を伝えるため、私自身が今まで以上に研究に励みたいという『研究欲求』で満ちています。

Last month, I won the kumite division at Wado-Ryu Karate Renmei 90th Anniversary, 9th International Tournament, and 60th National Tournament, but lost in the quarterfinals of the kata division and the semifinals of the Kihon kumite division.
I have no regrets because I prepared thoroughly for a year since the last tournament, performed my best in every match, and achieved my biggest goal of “connecting hearts with athletes from various countries.” However, if I do not recognize the “cause of loss” in a competition where there is a win or loss, and “lose” the opportunity to improve, I will repeat the same thing. For me, this is a “failure,” so after the tournament, I received words from the technical committee members who served as judges, and after returning home, I reviewed my matches on video and reflected on the guidance of the third head of the school, Hiroki Otsuka, Supreme Master. I was able to realize my misunderstanding and make an effort to improve.
I am filled with a desire to study more than ever before in order to impart the correct knowledge, movements and techniques to the students who follow me and trust me, and to those who have the goal of taking the promotion exam in December.

基本が何に繋がっているか実感出来る稽古を心がける what the basics are connected to.

子どもたちに「なぜ学校で6時間以上も国語や算数、理科、歴史を勉強するの?」と聞かれて、大人が「将来のためだよ」と言っても、子どもたちには響きませんね。
そこで、「どう伝えたらいいか」と考え「好きなロボットを作りたいと思ったら、何から始めればいい?」「うーん、どんな形になるか描いて、特別なスキルを考えるかな」「次はどんな材料を使う?買うの?」「うーん、大きいと重くて部屋で場所を取るからダンボールを使う。ママとパパはAmazonで買うから、ダンボールはいつもあるからそれを使う♪」
「ほら、君は想像して、描いて、測って、目標を達成するための方法を考えてるじゃないか♪問題があったときに、それを解決するための最善の方法を考え、道のりを工夫する能力を養うために学んでいるんじゃないかな♪」
道場で生徒たちに教えるときも同じで 「基本が大切だよ」と言っても完全には伝わりません。だから、基礎が何に繋がっているのかを実感してもらえるような稽古私はを心がけています。

Good morning.
It’s a beautiful sunny day again this morning.
When children ask us, “Why do we spend more than six hours at school studying Japanese, math, literacy, and history?” and we adults say, “It’s for your future,” it doesn’t resonate with them.
So I thought, “How can I convey this to them?” “If you want to make a robot you like, where do you start?” “Hmm, I guess I’d draw what it would look like and think about its special skills.” “Next, what materials will you use? Do you buy them?” “Hmm, if it’s big, it’s heavy and takes up space in the room, so I use cardboard. Mom and Dad shop on Amazon, so I always have cardboard around ♪”
“Look, you are imagining, drawing, measuring, and thinking of ways to achieve your goals. When you have a problem, you are learning to develop the ability to think about the best way to solve it and to devise a process.”
It’s the same when I teach my students at the dojo. Even if I tell them “the basics are important,” it doesn’t fully get through to them. That’s why I try to train in a way that allows them to feel and realize what the basics are connected to.
I will enjoy my day so that I can bring smiles and a fulfilling time to my students this week as well.

「天地人の理道に和する」

先月開催された和道流空手道連盟 創流90周年記念・第9回国際大会・第60回全国大会を経験した小学生と中学生の生徒たちが『熟練組手』に大変興味を持ち、彼らは「競技組手でなく熟練組手を習いたい!」という欲求を抱くようになりました。
私が生徒たちに正しく伝えるため、今まで以上に研究と稽古を重ねて行きたいという欲求を私自身も強く抱いています。
組手競技熟練の部において私は三代宗家 大塚博紀 最高師範より『人の位』と『黒メダル』を頂きましたが、これが終着点ではなく『地の位』そして『天の位』へと更なる高みを目指し私は精進致します。
和道流本来の組手には、束蹴り、足刀蹴り、裏打ち、鍵手突き、背手打ち、掌底打ちなど色々な技があり、これら和道流独自の技を失わずに遺して行けるように、三代宗家 大塚博紀 最高師範から正しく学び、道場に戻ったら生徒たちと研究を重ねて共有して行きたいです。そして、流祖が和道流の意義を託した漢詩「天地人の理道に和する」を胸に抱き、心の平安と人との調和を生んで行けるよう人間としての成長も重ねて参ります。
大切な仲間たち
組手競技熟練の部に出場した全ての選手たちが心を繋ぐことが出来たから成し遂げることが出来たと私は想っています。
三代宗家 大塚博紀 最高師範が和道流と生徒たちの未来を想い作られた黒メダル。詳細は今年5月に発売された初の著書『武術を究める!和道流空手道 柔術・剣術の理で磨かれた独創的な空手』に記されています。
黒メダルに付けられる天地人の三つの位は、流祖が和道流の意義を託した漢詩から。「和天地人之理道」日本語読みでは「天地人の理道に和する」
大会実行委員会が入賞した選手たちのために用意してくれた美しくメダルの数々ですが、決して私はこれを獲得するために競技しているわけではなく、私は競技を通じて相手選手と審判や係員と仲間たちと観客と心を繋ぎたいという目標を持って10歳の時から続けています。36年経ってやっと少し出来るようになり始めたように感じています。
競技で私が勝っても、私は相手選手のほうが素晴らしい人間だと感じたことは何度もあります。自分の人生を大きく変えてくれる出会いというのは、ある日突然訪れるのですが、待っているのではなく探し求めていると引き寄せられることがあると思います。
8月25日(日)に行われた三代宗家 大塚博紀 最高師範により特別稽古。世界中の和道流の生徒たちが一堂に会し一緒に稽古することが出来たとても幸せな時間でした。

櫂棒から剣術や空手道に繋がる動きと技の探求 I explored the movements that connect from Eku’s KATA to Kenjutsu and Karate


毎晩、就寝時に和道流の形について考えています。

「流祖 大塚博紀 先生は私たち和道流の生徒たちに何を伝えようとしているのか、私たちは何を発見すべきか」

そんなことを続けているとある時ふっと閃く瞬間があります。それを次の朝に自分の身体で実験するの私の日常です。

昨夜は道場で櫂棒の形を稽古している中で剣術や空手道に繋がる動きや技が多くあると感じました。

様々な武術が繋がりを持っているように、私たち人間も手を取り合い心を繋いで平和な世界を一緒に作っていけるに違いありません。

Every night before going to bed, I think about the Wado-ryu KATA. 

“What is the founder of Wado-ryu, Hironori Otsuka Sensei, trying to tell us Wado-ryu students? What should we discover?” 

When I continue to do this, one day I suddenly have an idea. The next morning, I try it out on my own body. This is my daily routine.

While practicing Eku’s KATA at the dojo last night, I felt that there were many movements and techniques that could be linked to Kenjutsu and karate-Do.

Just as various Bujutsu are connected, I am sure that we humans can join hands and connect our hearts to create a peaceful world together.