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「和道流の熟練組手が復活した!」と叫び、皆で喜びを分かち合える日を夢見て、見つけることが出来た本当に欲しかった宝物を私たちは磨き続けます。そしてその価値を共有し分かち合い、さらにより良く出来る道を開拓して行くことが出来れば、それは素晴らしいことだと想っています。 宝物を見つけるには地図を広げ様々な困難に立ち向かい、途中で何かを失ったり、挫折しそうになりながら、自分だけではなく関わる人々の力を得て目的地に辿り着き見つけることが出来るものだと思います。見つけた物が想像とは大きく違ったとしても、その瞬間までにしてきた経験や積み重ねた努力、人の優しさや厳しさ、命の尊さや儚さに触れ価値を知ることは、目の前にある宝物とは比べ物にならないくらい掛け替えの無い存在になるのではないでしょうか。そのかけがえのない存在を忘れぬため、手に入れた宝物を磨き続け、そこに映る自分の姿を見つめ向き合い「宝探しに発つ前と、最中と、見つけた時の想い」を今、私は失っていないかと自問自答出来ることこそが宝物だと私は考えています。 和道流空手道連盟 三代宗家 大塚博紀 最高師範が2016年に日本へ帰国して下さり、私たちは今まで以上により良い正しい和道流の稽古法を授かることが出来ました。 外面的表面的部分に意識が行きがちだった基本に関して、腰の捻りや胸椎の回旋を生むために先ず何をすべきかなど、内面部分を強く意識し自分の身体と深く向き合う変化が生まれました。 形に関しては突きや蹴りに対してだけでなく、掴まれたり刃で攻められた場合でも、形一つひとつの一挙手一投足には攻撃に対応出来る動きや技が秘められていることや、組手に活かす剣術、柔術の体捌きなどの特長を形からも強烈に感じるようになりました。 そして組手は、基本組手の裏を開示して下さったことです。これにより何故基本を行うのか、基本をどう応用するかが明確になり、形に反映させることも出来たりと、柔術、剣術の特長を取り入れ技の合理性を追求出来るのは勿論、稽古法をはじめ普段の生活や人との関わり方にも応用出来るようになりました。生き方が楽になりました。 和道流という鏡に映る自分の姿と向き合い「宝探しに発つ前と、最中と、見つけた時の想い」を失うことなく、私は「無理なく、無駄なく、合理的な技」について自問自答できる宝物を磨き続け、「和道流の熟練組手が復活した!」と叫び、皆で喜びを分かち合える日を実現します。
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