和道流空手道連盟総本部道場 月例稽古3年ぶりに再開!

先週土曜日は、朝のクラスで基本形から始め、続いてピンアン二段・三段を稽古し、最後に形試合をしたら白帯や黄帯、橙帯を巻いた子たちは喜んでいました。勝負は緊張はするけど勝ち負けが伴うと子供であっても真剣になります。勝って喜び負けて悔しがるもお互いに言葉を贈り終われば手を繋ぎ仲良くなるのが素敵です。
帰り際に9歳の生徒が「先生、いつもありがとう♪僕の得意な折り紙第三弾だよ♪」と素敵な贈り物を頂きました。
午後には、和道流空手道連盟総本部道場にて三代宗家 大塚博紀 最高師範による月例稽古が3年ぶりに再開され、半身猫足立ち・真半身猫足立ち・後屈立ち・逆突きの立ち方の足幅からつま先の向き、膝位置、腰角度、重心位置、胸部角度を細かく丁寧にご指導頂きました。終盤で教わった基本組手3本目では自身の体の内側も外側もまだまだ伸びきれていない箇所や伸ばせない原因と直面し、同時に改善出来れば更に威力が上がることに大きな期待を抱きました。
月例稽古終了後はそのまま自分の道場へ戻り小学生の生徒たちと内容を共有し、ピンアン四段と中段逆突きのカウンター稽古に応用してみました。
朝から晩まで稽古が出来た喜びと充実感を抱きながら1日を振り返ると、4月29日は日本の祝日「昭和の日」で「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧(かえり)み、国の将来に思いをいたす」とされています。私は先生方が教えて下さる技だけでなく御心もしっかり受け継ぎ、将来この国と和道流を愛し更なる発展に貢献出来る人間を育てられるよう子供たちの成長に携わって参りたいです。
翌日の30日は、月例稽古で学んだことを日曜日クラスでピンアン二段と基本組手3本目に取り入れ復習しました。正しく紹介出来る状態に成りましたら、また動画で共有したいと想っております。

We should harmonize with each other, and explore the path of peace.

雨天だった昨日とは一転し今朝は快晴。

水と陽の光を得た美しい木々たちが喜んでいるように見えました。

植物が出す酸素によって呼吸が出来、生かされている私は、自分の武道が人を傷つけのではなく心を生かし、互いに調和が出来て心の平安を抱ける瞬間を作って行きたいと想っています。

Benevolence is Man 仁は人なり

私も子供たちの笑顔が大好きです。
その笑顔が日本武道の魅力を共有することで生まれて光栄です。
だから明日も稽古するし、道場に集まる子供たちに会いに行きます。

harmony「和」, respect「敬」,purity「清」 tranquility「寂」

火曜日と木曜日の道場稽古風景です。新しいことを始めたい方、空手道を体験されたい方、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。強くて優しいお姉さん弟子たちがおります♪安心していらして下さい。

小学校に入学した新1年生や新学年になった2年生や3年生たちが、「新しいことを始めたい!」という思いを抱く季節になり、体験稽古を望む子供たちとの出会いが続く嬉しい日々です。

また、「来月に開催される運動会の短距離走で1番になりたい!」や「新しい形を習いたい!」、「形の一つひとつの技の意味を知りたい!」、「蹴り技を上達させたい!」といった子供たちの様々な目標や願いに触れています。

皆が抱いている目標や願いに近づける稽古内容を考えるのが私の楽しみであり、実施し子供たちが喜ぶのは私の喜びの一つです。

最初は一本だった道が途中で複数に別れても、先では再び一つになることがあり、異なる者同士の心が繋がるのも、互いが再び出会いたいと想ったり、相手を理解したいと想うからこそ成せると信じています。

和道流空手道連盟三代宗家 大塚博紀 最高師範による形審判講習会

本日は、和道流空手道連盟の三代宗家 大塚博紀 最高師範による形審判講習会が開催されました。
最高師範が資料を作って下さり、座学と実技が行われました。
頭では理解出来ても身体では表現出来なかったり、頭で理解出来ず身体でも表現出来なかったり、身体では表現出来るが言葉では表現出来なかったりと、人と人、頭と身体だけでなく”身体と言葉”と、ここでも”繋がり”がいかに大切か、強く感じながら楽しく夢中になって取り組みました。
70名ほどの受講者が6グループに分かれ、技術審議員の先生からも教わる機会を与えられ、受講者が互いに肩を披露したり意見を交換するなど大変有意義な稽古が出来ました!
最高師範をはじめ技術審議員の先生方が我々支部長を思い、私たちが自分の道場生徒たちに正しい和道流を伝えると信じてくれて、直接指導してくれて、私たちと繋がりを持って下さることがたまらなく嬉しいです。年が明けてから2月4日に全国指導者講習会、3月12日に技術講習会、そして本日の形審判講習会が開催され、来月からは総本部道場で毎月1度三段位以上を対象にした月例稽古を再開して下さることになりました!
最高師範と技術審議員の先生方が「昔の和道流の組手が戻って来た。」と喜んでもらうため、基本・形・基本組手の表と裏・居取り・短刀取り・太刀取り・女子護身術そして組手と、正しい稽古を続けて参ります!!
和道流最幸!!!

Knife Defense 短刀取り

先日開催された和道流空手道連盟の講習会で三代宗家 大塚博紀 最高師範が「ヨーロッパで和道流を稽古している人々は、基本や形、組手だけでなく”居取り”や”短刀取り”、”太刀取り”、”女子護身術”も稽古している。」と話して下さり、私は2000年に修行のために生活を始めたアメリカでの経験を思い出しました。
私は夜ゴミを出しに出ただけなのに、仕事中に厨房へキュウリを取りに来ただけなのに、仕事帰りにジョギングしていただけなのに、理由も無く突然襲われたことがあります。今、大きな怪我や後遺症もなく生きていられるのは、渡米前に「お前にワシの全てを教えるから、身につけて海を渡れ。」と師匠の瀬田松弘昌先生が形や基本組手だけでなく、短刀取りや居取りを教えてくれたからだと実感しています。
上記の、夜ゴミを出した時の戦いでは居取りの”撞木捕り”が役立ち、厨房での戦いでは短刀取りの”雲我捕り”と基本技の”上段受け”が役立ちました。

相手に怪我を負わせず、自分も死なずに治めることが出来たのは、「死んでたまるか。」という強い意志と共に、実戦を想定し繰り返し稽古したことで和道流の技や動きを活かせたからだと思います。

当時の友人は武道や格闘技の稽古をする者が多く、一緒にビリヤードやダーツで遊んでいても、お酒を飲み話していても、必ず途中または最後は「(ビリヤード中ならキューを見て)これでこう来たらお前ならどうする?」となったり、「(お酒を飲んでいて瓶が割れたら)これでこう来たらどう対処する?」となったり、射撃に連れて行ってもらうと「(もちろん実弾を完全に抜いた状態で)どれくらいの間合いなら当たらないと思う?突き付けられたどうする?」となりました。彼らは「この国じゃ、素手で襲うヤツなんていない。ナイフや銃を使う。だから常にそのことを考えて備えないとな。」という言葉を私は今も日本にいても無くさずに稽古をしています。

川は流れ大海へと繋がるように、和の心も精神も途切れることなく過去から現在そして未来へと繋がって行く。

先々週の土曜日に道場でサイの稽古をした時に息子に対して、「10歳になり成長した体に対してサイの大きさが合わなくなった。そろそろ替える頃だな。」と思いました。その二日後に突然贈り物が届き、開けてみると美しいサイが入っていました!
International Karate Federation Hawaiiの小高寛子先生が贈って下さり、息子は驚きとても喜びました♪ 寛子先生、真にありがとうございます!
感謝の気持ちを届けたく、優しく流れる川のそばで快晴の空の下親子で稽古をしました。
美しい川は流れ大海へと繋がるように、和の心と精神が過去から現在そして未来へ途切れることなく繋がって行くよう、正義・勇気・敢為・堅忍・仁・惻隠・礼儀・誠実・真実・名誉の心を鍛え続け、寛子先生のように子供たちに対し真剣に向き合い真心をもって接して参ります。