ピンアン四段やチントウ、ニーセーシ、ジッテ、バッサイと様々な形の中で出で来るこの『掛け受け』は、そのほとんどが蹴りの前後に行っていると思いました。
蹴りは遠距離から放つべきではないから、相手の攻撃に対して掛け受けを日本刀の様に『乗る、突く、斬る』をし、「相手の体勢を崩して間合いを詰め蹴りに繋げるのではないか?」という発想から、突きに対しての使い方や掴まれた場合などを想定し、昨夜は皆で色々試しました。
急用が入り稽古に参加出来なかった道場生のために、昨夜は久しぶりに稽古を撮影しました。一息つく時間が出来た時に、動画を見たり自主稽古の役に立ちますようにと想いを込め、今編集の作業をしています。
稽古の後、とても嬉しい話を聞きました。先月、4歳の女の子が入会し1ヶ月が経ちました。道場の雰囲気や稽古にも慣れてきた様子で、私も彼女の笑顔を見るのが楽しみになりました。火曜日の稽古の時、彼女がトイレに行きたくなり女性指導員が付き添いました。2人きりになった時に4歳の女児が「わたし、トミタカ先生のことが、だぁぁあい好きなんだぁ♪」と言ったそうです。女性指導員が理由を尋ねると、女児は「トミタカ先生は、広い海でも道衣を着て稽古してるんだよぉ♪」と言ったそうです。広い海とは私が毎朝運動をしに行っている多摩川のことで、どうやら先日の動画を見てくれたようです。
私は女児が想っていることを言葉にして伝えたことや、多摩川を広い海のように見る想像力、私にとって大切で大好きな空手道をしている私のことを好きになってくれたことが嬉しいです。
20代の頃は子供たちから「先生はいつもニコニコしてて、キラキラしてる♪」と言ってもらえてたのに、20年以上が経った今は怖いおじさんになってしまったと毎日反省している自分にとって、昨日聞いた女児の言葉は私をとても明るく元気にしてくれました。
今夕も張り切って稽古して来ます!
皆さん素敵な週末をお過ごしください♪