雨天だった昨日とは一転し今朝は快晴。
水と陽の光を得た美しい木々たちが喜んでいるように見えました。
植物が出す酸素によって呼吸が出来、生かされている私は、自分の武道が人を傷つけのではなく心を生かし、互いに調和が出来て心の平安を抱ける瞬間を作って行きたいと想っています。
雨天だった昨日とは一転し今朝は快晴。
水と陽の光を得た美しい木々たちが喜んでいるように見えました。
植物が出す酸素によって呼吸が出来、生かされている私は、自分の武道が人を傷つけのではなく心を生かし、互いに調和が出来て心の平安を抱ける瞬間を作って行きたいと想っています。
先日開催された和道流空手道連盟の講習会で三代宗家 大塚博紀 最高師範が「ヨーロッパで和道流を稽古している人々は、基本や形、組手だけでなく”居取り”や”短刀取り”、”太刀取り”、”女子護身術”も稽古している。」と話して下さり、私は2000年に修行のために生活を始めたアメリカでの経験を思い出しました。
私は夜ゴミを出しに出ただけなのに、仕事中に厨房へキュウリを取りに来ただけなのに、仕事帰りにジョギングしていただけなのに、理由も無く突然襲われたことがあります。今、大きな怪我や後遺症もなく生きていられるのは、渡米前に「お前にワシの全てを教えるから、身につけて海を渡れ。」と師匠の瀬田松弘昌先生が形や基本組手だけでなく、短刀取りや居取りを教えてくれたからだと実感しています。
上記の、夜ゴミを出した時の戦いでは居取りの”撞木捕り”が役立ち、厨房での戦いでは短刀取りの”雲我捕り”と基本技の”上段受け”が役立ちました。
相手に怪我を負わせず、自分も死なずに治めることが出来たのは、「死んでたまるか。」という強い意志と共に、実戦を想定し繰り返し稽古したことで和道流の技や動きを活かせたからだと思います。
当時の友人は武道や格闘技の稽古をする者が多く、一緒にビリヤードやダーツで遊んでいても、お酒を飲み話していても、必ず途中または最後は「(ビリヤード中ならキューを見て)これでこう来たらお前ならどうする?」となったり、「(お酒を飲んでいて瓶が割れたら)これでこう来たらどう対処する?」となったり、射撃に連れて行ってもらうと「(もちろん実弾を完全に抜いた状態で)どれくらいの間合いなら当たらないと思う?突き付けられたどうする?」となりました。彼らは「この国じゃ、素手で襲うヤツなんていない。ナイフや銃を使う。だから常にそのことを考えて備えないとな。」という言葉を私は今も日本にいても無くさずに稽古をしています。
2月23日(祝・木) 第29回和道流空手道連盟千葉県大会が開催されました。
小学4年生男子形競技 準優勝 銀メダル獲得
小学4年生男子組手競技 第3位 銅メダル獲得
小学4年生女子形競技 第3位 銅メダル獲得
小学4年生女子組手競技 準優勝 銀メダル獲得
小学3年生女子形競技 第3位 銅メダル獲得
小学3年生女子組手競技 第3位 銅メダル獲得
小学3年生女子組手競技 第3位 銅メダル獲得
小学2年生男女組手競技 第5位 敢闘賞獲得
小学2年生男女組手競技 第5位 敢闘賞獲得
小学1年生男女形競技 第5位 敢闘賞獲得
当学院から出場した17名の選手のうち15名が初めての公式大会でしたが、全員が有意義な経験をすることが出来ました。
3月は、
① 和道流空手道連盟神奈川県連絡協議会主催の三代宗家による講習会
② 和道流空手道連盟関東地区形審判講習会
③ 成武護国学院令和四年度第2回昇級審査会
6月は、
18日(日) 13〜17時にBumbスポーツ文化館にて第1回4団体交流競技会
8月は、
① 11〜13日(金〜日)に西武秩父にて夏合宿
② 18日(金) 9:30〜12:30にBumbスポーツ文化館メインアリーナにて国際交流合同稽古
③ 19〜20日(土・日)に東京武道館にて和道流空手道連盟国際大会が開催されます。
師弟も親子も夫婦も友人も相棒も、付き合いの長さ問わず互いに持ち続けるべきものは敬意ですね。
表し方も受け止め方も様々ですが、互いに相手の目を見て、質問に答え、丁寧に話すことを大事にし、生まれる力を共有して行きたいと願い過ごしています。当たり前のことを繰り返しているうちに突然好転することがあります。
今朝も変わらず風も床も冷たかったですが、稽古熱心な皆が集まった道場で熱く過ごしました。
武道の達人が残した「日本武道は”円転”が共通の身体動作であることを忘れない。」この言葉からかけ離れた稽古をしないことと、相手を務めてくれる目の前の人へ敬意を払うことを大切にしています。