’’『形』は『姿』「あらわす』の意。鏡に映る姿と同様に、相手に応じて変わる。相手が僅かでも変われば、鏡面の姿もそれに応じて変わる。これが武技の形である。’’ (和道流流祖・大塚博紀 初代宗家語録)

私にとって『形』とは何か考えました。
私が心に抱いた答えは「形はテレパシー」です。
私は毎晩就寝時に形についての想像を膨らませています。起きてから想像したことを実践し形を練習します。そしてある時、言葉が頭に浮かび閃く瞬間があります。
数年前、夢の中で和道流の創始者に初めて会い、ご指導を受けること出来ました。夢の中でしたが、会いたかった人の声を聞くことが出来、手を取って押して頂きました。
形を練習することで、私たちは創始者の武道精神、願いや祈り、そして優しさに触れることが出来るのではないでしょうか。

A famous karateka was asked by an interviewer. ” What is KATA?” The karateka answered. ” KATA is a blueprint.”
What is KATA to me? I pondered. The answer I had in my heart was this. ” KATA is telepathic.”
I expand my imagination about KATA every night at bedtime. I will practice what I imagined when I wake up and practice KATA. Then, at a certain time, words arrive in my head and flash.
A few years ago, I met the founder of Wado-ryu in my dream, and I was able to receive his guidance. It’s in a dream, but I heard his voice and he touch me.
By practicing KATA, we can touch the spirit, wishes and prayers of our Grandmasters, and their kindness.

たたみ一畳の空間で出来る楽しさと、その空間で生んだり見つけたり出来る可能性を無限にしたい

毎週火曜日は午後2時から午後9時まで3クラスで稽古します。今日は初級者が多いので、出発まで自宅で平安三段についてどうのように彼らに伝えるかを考えました。昨日もそうだけど、やっぱり基本に戻るのは大切です。シンプルなことを難しくしているのは自分自身だと気づきます。柔らかくて伸びるものをわざわざ固くしたりとか。

I practice in 3 classes every Tuesday from 2 p.m. to 9 p.m. There are a lot of beginners today, so I thought about how to tell them about Ping An 3 Dan at home until departure. It was the same yesterday, but it’s still important to go back to the basics. I realize that I’m the one who makes simple things difficult. Like making soft and stretchy things hard.

櫂棒、剣術、空手道。共通の動きを応用し、意識が弱かった内側の筋肉を刺激することで高まる運動欲求

昨日は、来月開催される創流90周年記念・第9回和道流空手道連盟国際大会・第60回和道流空手道連盟全国大会に向け、第42回全国指導者技術研修会・講習会 兼 第12回審判講習会が開催されました。充実した時間を過ごし意義のある経験を積むことが出来ました。
7月8日(月)の朝も暑かったですが良い汗をかきました。というか大量の汗を流しましたが良い運動が出来、昨日教わったことを実践しました。櫂棒、剣術、空手道。共通の動きを応用し内側の筋肉を刺激することで運動欲求が高まります。

I also had a good sweat this morning. Or rather, I sweated a lot. Tokyo was also hot from the morning, but I was able to do a good exercise. I decided to abandon my daily routines and habits at the end of May. By changing my consciousness and way of exercising, I started to lose unnecessary power from my body.

肩甲骨の可動域を広げて股関節の可動域も広げ蹴りの上達を目指す運動

肩甲骨の可動域を広げて股関節の可動域も広げ、蹴りの上達を目指す運動

Exercises aimed at improving kicking by increasing the range of motion of the shoulder blades and increasing the range of motion of the hip joints.

”肩甲骨はがし”は首や肩の凝り、背中の張り、姿勢の崩れなどを改善する効果が期待出来ます。

”stretch out the muscles of Shoulder blade” can be expected to be effective in improving neck and shoulder stiffness, back tension, and poor posture.

”基本動作の一挙一動は全てのびのびと大きな、そして無駄のない動作で”

SHINTA 心太
【S】age maki wara
【HINT】s
【A】nswer
Sage maki wara HINTs Answer
“下げ巻き藁は答えをほのめかす”

相手に転体させず、また往なさせぬよう相手の中心を捉える感覚を養うために作りました。

常に意識して行ったことは、腹圧を高め、腕力でなく身体の練りでSHINTAと繋がりを作り、外回りする時も内回りする時も腰の捻りで重心を移動させ転位し終わる瞬間に必ず開いた腰を締める。いずれか一つでも欠けるとSHINTAに転体され私は左または右を取られてしまう。


和道流空手道・柔術拳法の流祖 初代宗家 大塚博紀 最高師範 著
空手道 第一巻 P17 ≪大きい業と無駄な業の相違≫
基本動作の一挙一動は全てのびのびと大きな、そして無駄のない動作でなければならない。無駄のないのびのびとした大きな動作から、だんだん速い動作に入るのである。「書」でものびのびした大きな運筆法から行草と順次に進まぬと立派な字が書けぬと同様に,基本的な動作から,形,組手形,組手形の自由な変化,試合と順を追って進まないと上達しないのである。然し大きい動作ということは、少しの無駄もなくのびのびとした効率的な動作のことで、無駄なモーションをつけたり手足だけの動作ではない。モーションをつけることは決してのびのびとした大きい動作とはいえない。試合でよく見ることだが跳び込みざま突くときなど、折角中段に構えてある拳をその位置から突かずに一度勝側に引いてから突くものが多い。これは基本的な突きの修錬法をあやまって、ただ腕の力だけによって突こうとするから無駄なモーションがつくのである。力のとり方に無駄があり、力の空費である。跳び込みざま突く場合,いちいち拳を脇腹に引いて腕の力で突くのでは体も自然足で跳び込み突きとの調子を合わせるようになるので,動作が鈍くなり。腕の力だけで突くので挙に伸びがない。これは決して大きいのびのびした業とはいえない。無駄なモーションをつけたおそい業である。柔らかく滑らかに体でせり込むと同時に,拳を構えた位置から腰を切って拳体一体となって突くことができない。突く前の力,突いた後の力は無駄な力であるばかりでなく邪魔になる。力は突く瞬間以外絶対に要らない。突きばかりでなく、受け払いの場合も同じである。前述の如く,試合は「書」における草書の連係で自由自在に立派な手紙を書くのと同様である。無意味な死んだ型を使っていると看板屋の字で手紙を書こうとするのと同じく、試合においてもいちいち拳を脇側に引いて構えなければ突くことができないのである。それは基本の突きにおいて力のとり方に無駄があるからで,半身の構えで両拳を中段構えから跳込み突きをする場合にも自然と無駄なモーションをつけるようになり、構えた拳をその位置から突くことができないので、いったん引いて突くため、足で跳び込んで調子をとるようになり突きが鈍くなる。それが試合にも出てくるのである。このモーションは決してのびのびとした無駄のない大きい使い方ではなく、無駄な力の使い方なのである。毎日一回でも無駄な使い方をすれば、一年間に三百六十五回の無駄があるのみでなく,悪い癖がつき無駄な努力がかえって仇となり上達の妨げとなる。ただしつけ加えておきたいことは前述したとおり技には絶対最上のものはない。良い悪いは比較的なもので,相手より良いか悪いかである。だから相手の技量によって威嚇になる場合は大きくモーションをつけてもそれは無駄とはいえない。一つの戦術である。