成武護国学院とは

①設立の動機

私は2000年から3年半充実した海外での修行を終え25歳で帰国した母国で、毎日胸を痛める経験をしました。それは、未成年者やまだ幼い児童による自殺や殺傷事件、大人が刃物を持って子供の命を奪い、親が子を虐待し、電車内やホームではわずかな空間の奪い合いで暴力を振るうなど、決して人間が住む世界のあるべき姿ではないと感じ、黙視することが出来ませんでした。

この問題を少しでも減らすため私が取り組めることは何か考え、先ず感情を抑制する自制心を養わせること、そして非日常的な危機的状況に陥った際に、身を守る護身の術を身につけさせることだと決めました。

自分が人間であると実感し、自覚して生きるためにすべき三つのことがあります。それは、伝統や文化を築いて下さった先人たちや見守って下さる天への『敬意』、技を伝授して下さる師匠や考える知恵を授けて下さる学校の先生への『忠義』、愛情を注いでくれる親への『孝行』です。これらは義務で行うのではなく、心からそうしたいと想い実行するのが人間であり、心ある人間に成長するためには、真心ある人々と出会い、共に過ごす経験をし、互いに関わろうとする機会が必要です。

私は、私の心を育てて下さった国内外の真心ある人々と出会う機会を提供し、子供たちが人格を育成するより良い場所の一つになることを期して設立致しました。

②理(ことわり)

天を敬い非戦闘的で非抵抗的な柔和の高みを究め自分を愛す心を持って人を愛す道

③成武護国学院の命名

武とは『矛、鉾(ほこ)』や『戦争、喧嘩、イジメ』、『人間が抱える問題、悩み、苦しみ』を『止める』、『治める』、『解決する』という人間の努力や願いが込められています。

道とは『心』であり『方法、手段』であります。

私は、この『武』を『成』すことが出来れば、『国』の民たちが抱いている悩みや問題を解決し、人々の心を『護』ることが出来ると信じております。

共に『学』び合い、救を求める人々の心を『癒』せる場所として『成武護国学院』と命名した所以であります。

④流派

和道流空手道

⑤特徴

人生に大きな影響を与えるものとして、出会い、機会、経験を重視しております。

実現を目指し、

⑴ 毎年カリフォルニア遠征とハワイ遠征(国際大会への出場や、現地道場稽古に参加、世界王者のセミナー受講)を行なっております。

⑵ 6名定員の少人数制と20名以上が合同で稽古する多人数制を選択することが出来ます。

⑶ 毎年3万人以上が来場するスポーツイベントのメインステージで披露する演武に出演することが出来ます。

⑷ 和道流空手道連盟世界大会メダリストから直接指導を受けることが出来ます。

⑸ 男性指導員ではなく女性指導員を希望する方のために、和道流空手道連盟全国大会メダリスト2名がおります。

⑹ 和道流空手道の稽古以外に、棍やトンファ、サイやエーク(櫂棒)など古武道も学べます。

⑺ 40歳を過ぎても空手道競技大会の一般・大学の部に出場し、十分試合が出来るほどの技術と体力を養う独自のトレーニングプログラムがございます。

⑻ 大会出場だけでなく、昇級審査や昇段審査、護身術、体力強化、形の習得など、個人の目標に合わせたプログラムを作成し対応致します。

⑼ 稽古場は、東京都世田谷区の経堂に2ヶ所、千歳船橋に3ヶ所ございます。通い易い場所を選んで稽古に参加が可能です。

⑽ 和道流空手道連盟認定の東京都支部です。支部名は『和道流成武』です。